防災グッズのPRのパターン
防災グッツをもっとPRするための方法やアイデアの参考にしてください。
防災グッツをPRするためには5つの要素に分けて
PRのパターンについて考えていきます。
防災グッズの価値感
防災グッツの価値感は安心です。
災害のことはほとんどの人がイメージできません。
そのため良くも悪くも不安を抱えています。
不安を解消する要素が防災グッズにとって消費者目線でのPRのポイントになります。
日本では災害が多く、安全な場所はありません。
人の命を簡単に奪ってしまうような大きな災害が
毎年のように発生しているため、もしもの時の備えは誰もが考えています。
しかし、実際は日々の忙しさに忙殺されてしまい忘れてしまっているのが現状です。
もう一つ問題なのは、災害が近くで発生しても、その時を問題なく過ごせたことで
「実際災害が発生しても何とかなるだろう」という甘い考えがつい浮かんでしまいます。
心のどこかで自分自身に降りかかってくるとは本気で思えていないのです。
災害が発生しニュースになったりすると、途端に災害のことを思い出し
必要なものを買い足すなどのような衝動的な動きが見られます。
そのような人に危機感や、事前に対策を意識してもらうのは簡単ではありません。
パターン1 誰を守るためのものなのか
大切な人がいる人は、相手のことを考えると真剣に想像します。
大切な人を守るためにはお金は厭わないでしょう。
視聴者の大切な人を守るための安心を伝えるのが大切です。
危機管理能力やサバイバル意識が高い人は違う見解を持つでしょう。
自分自身の安全が確保できる状況で他人を守るというルールが染みついてるはずです。
しかし残念ながら多くの人、はそうではありません。
原因として身体的な危険に出会う機会が少ないからです。
リアリティーが足りず、意識も経験も圧倒的にたりないためです。
そのため人間の本能的な意識から自分自身よりも
弱い立場や状況の大切な人が優先されます。
自分自身よりも弱く大切な人を守るためのものであるのが大切です。
・奥さん
・子ども
・ペット
・父母
・祖父、祖母
誰の視点で、誰を守るためのものか。
そのような紐付けで考えると、具体的なPRの方向性を作ることが出来ます。
パターン2 機能を示す
機能を示すことは大切です。
数値で示す事も大切ですが、その機能を数値化しても
理解できる人が少ない特性があります。
そのため、機能を見せてPRする場合には
専門の職種やプロユースの商品にするのがよいでしょう。
一般的な防災グッズの場合には使用するシチュエーションを見せるのが一番です。
一般の人の場合、災害時の状況など想像できません。
そのためどうしても商品の機能がどように凄いかが分からないのです。
プロユースな方面では警察や救急隊員や消防士、
自衛官といった災害時に働く人などの職業に限られます。
ですのでなるべくわかりやすく性能を示していく必要があります。
そのためには動画を使うのが一番効果的です。
動画は2つのパターンが考えられます。
性能を示すアニメーション
主に性能の根拠となる部分を示す場合に有効です。
例えば、
エマージェンシーブランケットなどの保温効果がどのような原理で
得られているのか。
などはアニメーションで示すのが分かりやすく効果的です。
男性など合理的な性格の人を説得するには、
効果と構造を同時に理解させることで
購入に対するハードルを下げることが出来るでしょう。
パターン3 実写で示す
実写は足りない想像力を埋めてくれます。
防災グッツでは利用シーンを想像させるのが効果的です。
災害やトラブルなどの窮地を想像できる人は多くありません。
そのため実際にどのような状況で防災グッツの商品が
活かされるのかが見える化することで
商品の価値を理解させ届けることが可能になります。
主に防災グッツに足りないのは利用シーンです。
商品を綺麗に見せるPRの方法も一つあることは間違いありません。
防災グッツの場合では、実際に想定されるような状況が
イメージできる方が良いでしょう。
防災グッツの商品の特性
防災グッツの商品特性は商品が使用されるのがいつになるのかがわからない。
一般的な商品は商品が届いた瞬間に商品の価値を感じられます。
購入者はその商品を使いたくて購入しているからです。
ですが防災グッツ違います。
いつ使われるか分からないばかりか、
使うシーンをイメージ出来ていない状況が殆どです。
そのため購入に関しては必要性ではなく
保険としての価値感で購入してしまいます。
保険としての価値感の場合、商品があればなんとなく安心という感覚で買ってしまうため
実際に使う時に使い方が分からないや、使いどころが分からなかったという
ネガティブな感情で商品の価値感が下がってしまう可能性があります。
そのような状況を避けるためにも、商品の活用シーンのイメージはある程度
見せておく方がよいと判断します。
注意しなければならないのは、利用シーンがリアル過ぎてしまうと
トラウマなど危険映像に分類されてしまう可能性があります。
演出方法などはしっかりと検討する必要があります。
防災グッツPR動画の作り方
これらの要素を踏まえて防災グッツPR動画の作り方を考えていきます。
1.ターゲット
2.ペルソナ設定
3.利用状況
4.商品の価値
今回はエマージェンシーブランケットの商品で考えてみたいと思います。
1 ターゲット
誰にPRするのかここでは考えます。
購入の善し悪しを判断できるのは男性です。
エマージェンシーブランケットや防災グッツの商品知識は
一般的には女性よりも男性の方が高いでしょう。
これは男女の違いではなく、遊びやアウトドア、
DIYなどの興味や経験機会から考えた割合として男性が高いと言えます。
ですので一般的には男性向けのPRで考えていくのがセオリーかもしれません。
ですが今回はあえて女性をターゲットします。
理由は、購入検討のきっかけは女性が多いと想定されるからです。
安全や安心、家族を守るという点においては女性の方が思考を巡らせています。
本来の購入希望者は男性ではなく女性だと推定しています。
ですので今回は女性をターゲットにします。
2 ペルソナ設定
ペルソナ設定とは、ターゲットの細かい環境や経歴などの情報を設定することです。
今回のペルソナは30代の女性既婚者に設定します。
子どもは一人で現在は3歳程度の子どもが一人います。
世帯年収は380万で、1DKアパートに住んでいて旦那ともに共働き。
旦那の職場からは1時間ほど離れている。
旦那の帰りは遅いことが多く子どもと二人の時間が長い。
旦那の通勤には電車を使用している。
上記のような設定をすることでターゲットの
女性の生活感がリアルになり、心理状況を想像しやすくなります。
女性の心理状況としては、子どもと二人の時に
大きな災害に巻き込まれてしまった場合どうすればいいのか。
頼れる人がいない時に、子どもどのように守るべきなのか。
この部分に不安を感じるのではないでしょうか。
その安心材料や不安の解消に繋がる商品として
エマージェンシーブランケットが役に立つのではといった流れになります。
3 利用状況
2のペルソナを考慮してエマージェンシーブランケットが役に立つシーンを考えます。
例えば、暴風雨により停電が起きてしまった状況などはいかがでしょうか。
突然の暴風雨が襲ったとします。時期は8月、数日前からの暑さで
家の窓を数センチほど開けてままにしておいたのが仇となりました。
夕方、子どもと一緒に自宅に戻ってみると、暴風により窓が全開に開いており
そこから雨が侵入、部屋干ししていた布団や衣類は雨でずぶ濡れ状態に。
電気もつかず暖房は入りません。
窓を閉め旦那に連絡を入れましたが、暴風により電車も運行停止状態に。
頼れる人が近くにいない状況で、女性は防災グッツのことを思い出し
エマージェンシーブランケットで急場をしのぐことに。
このようなシーンをイメージすると利用シーンがはっきりし
エマージェンシーブランケットの価値感が伝わるものになるのではないでしょうか。
4 商品価値
防災グッツの場合、利用者が商品の活用方法を急場で思いつくのは難しいでしょう。
なぜならそのような状況を常日頃考えているわけではないので
アイデアが浮かばないのです。
ですので商品の価値が十分に発揮されることなく
伝わらない状況になっていると思います。
防災グッツの場合は、商品価値を理解してもらうには
そのようなシーンを想像可能な媒体が必要です。
使えるシチュエーションが想像できれば
商品の必要性が理解でき商品の価値を理解してもらえるはずです。
そのような方法でPR動画を作っていくのがよいでしょう。
防災グッツのPRのまとめ
防災グッツのPRは商品価値を創造させることが鍵です。
そのためには、誰にどのような状況の人にとって防災グッツを使う意味があるのかを
見せていくのがよいでしょう。
それが価値となりPRになると考えます。