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非常用ライトのプロモーション方法

非常用ライトのプロモーション方法について紹介します。
非常用ライトは防災グッズの中で必ず入っているような必需品でもあり人気の商品です。

ですがライトも性能が上がってきたりキャンプブームなどもあり
キャンプ商品を防災に利用できる点から考えてもライバルが多い商品でもあります。

非常用ライトの特性を考えながら、どのようにプロモーションするのが良いのか
考えていきたいと思います。

防災意識の向上

2021年の調査、マーケティング・リサーチ会社の
クロス・マーケティングが防災意識と対策状況を聴取したところ、
防災対策が必要と感じている人は9割に上りますが
実際に対策を行っている人は約半数に留まっている
ことが分かりました。

このような結果からも分かるように防災意識はあるものの
まだまだ対策がとれていない人が多いのが現状です。

https://www.cross-m.co.jp/report/life/20210303bousai/

理由としては様々なことが考えられます。

・何を準備していいか分からない
・お金がかかるからやりたくない
・スペースがない
・日々の生活に忙殺され準備が進まない

多くは知識や経験感がなくどうすればいいかイメージが湧かず
手が進まないことでいら立ちや他にやることが出てきてしまい
実際の準備ができない現状が多いのではないでしょうか。

非常用ライトの価値

非常用ライトは小さな災害から個人的なトラブルまで対応できるすぐれものです。

防災グッズの中でもライトは思い浮かべやすく
アウトドアでも必要なアイテムなため
プロモーションで防災を強く打ち出す必要はないのではと感じています。

では非常用ライトが必要な時とはどんな時でしょうか。

1 夜移動しなければならない時
2 暗い場所を移動しなければならない時
3 電気が消えてしまった屋内
4 電気が付かない暗い場所で過ごす必要がある時
5 合図や連絡手段として
6 暗い場所で物を探す

このような事が考えられます。
一般的には1番の内容しか思い浮かばない人が多いでしょう。
防災に関して知識やイメージを持てている人は多くありません。

そこで一般的な災害のイメージは映画で見るような状況や
身近で感じた小さな災害などから思い起こすしかないからです。

非常用ライトは使い方や性能はそれぞれ商品によっても違いますが
1〜6のシチュエーションで役に立ちます。

非常用ライトは当たり前に感じることかもしれませんが
イメージ出来ていないことが多く
これらのシチュエーションで役に立つこと
プロモーションしていくのが良いでしょう。

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性能と機能に合ったシチュエーション

災害を想像できる人は多くありません。
経験した人であっても悪い記憶が強すぎると
ショックでPTSDなどにもなってしまいます。

するとPTSDからの回復のために何年も時間をかける必要があり

当時の状況を客観的かつ冷静に分析して
改善に繋げることは簡単ではありません。

周囲の人も辛い記憶をわざわざ掘り起こすようなことにもなり
様々な配慮から実際の情報というのが広がりづらい側面もあります。

結果、災害が多くてもイメージ出来るのは映画などからくる
イメージが多くなるでしょう。

非常用ライトの必要性も経験値からくるものではなく
イメージからくる可能性があります。

防災のプロモーションにおいては
可能な限り商品が一番有効な使い方を想像させるのが大切です。
災害などは配慮に繊細さが求められます。

そこで大切なのは商品の機能と災害規模がマッチしていることだと思います。
そこで1〜6のシチュエーションを参考にしながら
商品とシチュエーションパターンを紹介し
プロモーションに活かして欲しいと思います。

1 夜移動しなければならない時

夜の移動は災害合うだけではなく、アウトドアや登山でも考えられます。
シチュエーションのバリエーションは多く、
災害レベルも最悪な状況も含めて必要になります。

シチュエーションを洗い出し、
非常用ライトの商品機能が活きるかを検討しましょう。

・大規模災害などにより家や職場から夜間長時間移動しなければならない
・登山中に遭難してしまい夜間移動しなければならない
・夜中停電などで、周囲の状況を確認しなければならない
・車などが街灯のない場所で動かなくなり対処しなければならない
・夜、連絡があり捜索などの必要性が出てきた
・キャンプの夜に移動の必要性がある

災害時から日常的なトラブルまでシチュエーションが考えれます。
商品の機能からどのレベルの状況で非常用ライトが最も活きるかを考える必要があるでしょう。

災害レベルで考え場合、ライトの価値は二つの方向性で考えるべきです。

・耐久性
・長寿命

耐久性は災害時でどのような状況でも使えるといった機能です。
防水、防塵性などの機能からライト明るさ、照射範囲も含まれます。
これらの機能を数値で示すのはよくありません。

数値で示しても理解出来る人がほとんどいないからです。
機能はシチュエーションの中で再現するのが有効です。

非常ライトは寿命も重要な指標です。
電池を入れて保管した状態でどれくらい持つのか、
ライトをどれくらい連続して付け続けられるのか。

防災グッズとして何年も保管しながらも使えるか
一つのポイントになります。

二つ指標を考えながら商品が本当に合っているかを
考えるのが良いでしょう。

商品としてはヘッドライトから
高性能なハンドライトなどが有力です。

災害ではなく、個人のトラブルの場合は
携行性などの優先順位が高くなりがちです。

持ち歩きできるものや据え置きで邪魔にならないもの
電池交換や充電がすぐに行え、長時間使えるものなどが有効でしょう。

トラブルはあくまで個人なので周囲に助けを求められるところまで
移動できれば解決はできるからです。

このようなタイプは小型で携行が容易なものが良いでしょう。
重量も軽く重さにならないのもポイントです。
ライトのホルダーなどがあるタイプも価値があがります。

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2 暗い場所を移動しなければならない時

夜だけではありません。
非常用ライトは昼でも力を発揮します。

停電などにより屋内の電気が付かない場合には
ライトなど明かりを照らすものが必要になります。

・半壊している場所などに入らなければならない時
・トンネルや地下道、地下施設の移動をしなければならないとき
・停電の中、倉庫や施設などの屋内に入るとき
・普段人が通らない狭い場所を移動しなければならないとき

ほとんどのシチュエーションで状況はよくありません。
災害レベルは高いものに遭遇し個人や
家族以外にも地域で被害が出ている場合が考えれます。

このような状況では高機能あることが求められます。
防水性がありながらも軽いものだとよいでしょう。

小回りが利き、ライトのオンオフの切り換えが容易なものなど
ハイスペックな小型の非常用ライトやヘッドライトなどがマッチしています。

3 電気が消えてしまった屋内

突然のトラブル、災害時の一時障害で家やビルなどの
電気が消えてしまったというような場合です。

このような場合では、復旧までの合間で使い勝手の良いものがポイントになります。

・家の電気が突然消えてしまった
・電気が消えてしまい屋内の状況を確認する必要がある
・ブレーカーや非常用電源などに移動するまでに使用

建物内だけで使用を考えるのならば、
手探りで見付けられる分かりやすい大きさのものよいでしょう。

大きいライトであれば高齢の方でも使いやすいです(古いハンドライトのイメージがあるため)
誰でも使えるというのがこのようなケースではポイントです。

状況が悪いと判断すれば、そのライトを捨て切り換えることもシチュエーションに
入れておくのも良いかも知れません。

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4 電気が付かない場所で過ごす必要がある

光は心に安心感を与えます。
真っ暗な場所で過ごすのは精神衛生的にはよくありません。

余裕がある場合や、小さな子ども達に安心感を与えるためにライトを付けておくのは
災害時のパニックの防止になります。

・電気の付かない家で過ごす必要がある
・避難先や職場で非常用ライトを付けて過ごす必要がある
・移動中などで電気をつけてビバーク(野宿)をする必要がある

移動中にビバーク(野宿)をする必要がある場合だけは他のシチュエーションと違って
危険度は高い状況と言えます。

一人でなく複数の家族や仲間といる場合
精神衛生的に安心できるのならライトを夜が明けるまで付けておく必要性が高くなります。

ビバークが想定される状況です。

・家族や仲間で避難していたが、家族の中の誰かが動けなくなった。
・家族や仲間が途中で怪我をして動けなくなった
・家族や仲間の誰かは目の前の障害を越えられない状況にある
・状況が悪化し移動を断念せざるを得ない
・迷って動けなくなった
・野獣や窃盗に遭う可能性が高いと感じる

電気の付かない家や避難先などで使用する場合は
災害用のランタンなどが競合になります。

ランタンも非常用ライトの一つとして捉えるのならば
このようなシチュエーションでは非常に役立ちます。

ハンドライトタイプの場合はアクセサリーの有無がポイントになるでしょう。
置いたり、吊りしたり出来るか
そのシチュエーションが簡単に再現できるかなどが
プロモーションのポイントになります。

これらのアクセサリーがついていても実際に使っているイメージがないと
視聴者には理解されづらい現状があります。
可能な限り実際の使用シーンをビジュアル化すると
商品のプロモーションに繋がります。

ビバークなどの緊急の状況ではライトの光量調整などができ、
電池の消費を抑える機能
があるとポイントが高いでしょう。
精神衛生的な安心を与える効果など数値とビジュアルで見せるのもよいでしょう。

プロモーションとして避難移動時や集団での行動時の
リーダーシップのツールとして使えるように見せるのがよいでしょう。

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5 合図や連絡手段として

SOSなど救難を行うにもライトは有効です。
遭難時や避難時に動けなくなった場合など
救援が現れた時に信号として使うことが可能です。

航空機や車両などの機械音がした時は声よりも光の方が伝わります。
避難所で結成された捜索・情報収集チームなどの一員になった場合
建物内など暗い場所での合図などにも使えます。

・夜間で動く事ができない
・暗い場所にいて動くことができない
・遠い場所でヘリや車両、船などの音が聞こえた
・チームで捜索などを行っている時の合図として

これらのライトは合図が出来るように色が変えられたり、
信号的にライトのオンオフが素早く行える機能型のライトがプロモーションとして効果的です。
光量も強いタイプが良く直線的で照射面積よりも照射距離に比重のあるタイプの方が良いでしょう。

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6 暗い場所で物を探す

暗い場所で探す場合、危険度で変わります。
理由は時間の余裕です。
危険度が高ければ時間的余裕は作れません。
取捨選択をする必要があります。
そのためピンポイントで光量の強いものがよいでしょう。

人であればライトで人を見付けるよりも
光を当て反応を探るような形になります。

物を探す場合でも取捨選択をするため、
深入りせずに照射距離の長いもので探る形の方が効果的です。

危険度が低ければ、広範囲を照らし電灯の代わりとして使います。
ライトの明かりも強くない方が目が暗さになれ
周囲をくまなく探すことに向いています。

危険度が高い
・捜索チームで情報収集や捜索をしなければならない
・家族や友人を探しにいかなければならない
・物を取りに帰らなければならない

危険度が低い
・ただ電気が付かない場所で物を探さなければならない
・停電になり、自宅の中で物を探さなければならない

プロモーションは危険度の違いによって変えるのが良いでしょう。
年齢や対象者でも変わります。

危険度が高ければ機能的で性能の高いライトが当てはまりますが、
危険度が低ければ長時間使えるものやライトを
設置できるなどのアクセサリーなどが重要になるでしょう。

非常用ライトのプロモーション方法

 

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