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非常用電源のPR方法

大容量のポータブル電源が一般的になってきたことで
非常用電源が発電機からポータブル電源に変わってきています。

今回は非常用電源のPR方法を紹介していきます。

非常用電源の種類

非常用電源には大きく3つに分かれています。
・家庭用
・避難所用
・ビル用

非常用の電源はこの三つのカテゴリーに分けて考えるのが良いでしょう。
今回は主に家庭用を中心に考えます。

避難所用の非常用電源は規模が大きくなり、市販の発電機などになる可能性が高く
ポータブル電源は避難所の非常用電源としてはまだスペック不足です。

ビル用などは、ビル一棟を稼働させる業務用の発電機になります。
仕組みは燃料による発電なるので一般的な発電機と違いはありません。

しかしこれらはビルの非常用機能の設備の一つなのでPRをする場合は
BtoB向けのPRになります。

すると設計上の融通性や低コスト、
配線基板などの構築し易さなど総合的な機能としてのPRになるため
1案件ごとに見積もりプレゼンをするような形になると想定しています。

業界の中での知名度を上げていくのが良いでしょう。

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現在の家庭用非常用電源

現在の主流は乾電池ではないでしょうか。

発電機を持っている家庭は多くないと判断しています。
発電機を持てるのは一軒家住まいで倉庫などスペースに余裕のある家庭や
本格的なアウトドアを楽しんでいる家庭などではないでしょうか。
そうでなくても発電機を持っている所もあるかもしれません。

しかし発電機を使うには、燃料を入れ発電機を動かし
騒音対策を考えたりと、制約や配慮が多いのも事実です。

一般的には停電時に使用するライトやランタン
ラジオなどを動かす乾電池が主流です。

最近登場し始めたのが大容量のリチウム充電池です。
小さい発電機くらいの大きさで中はリチウム式の充電池で出来ています。
革新的なところは高出力に対応できるなったため

ポータブル電源や非常用電源として注目を浴びています。

これらの登場には乾電池使って使えるものが減ったことと
ポータブル電源がドライヤーや冷蔵庫など
高い出力のものにも対応したことによる
融通性が上がったためと考えられます。

今後もこの流れは変わらずポータブル電源は
一家に一台といった流れになっていくことは
確実です。

家庭用の非常用電源の価値

家庭用の非常用電源は確実に必要になるアイテムになります。
理由は人が電気に依存しているからです。

スマートフォンなどのアイテムが充電できないというのは心理的大きな負担になります。
スマートフォンも高性能化を続けているため一つの製品に使用する電力も上がっています。

さらに家族全員が一台はスマートフォンを持ち一人一人にPCがあるなど10年前よりも
使用している家電の数が増えています。

これらは現代で生きる為に必要なアイテムになっており手放すことはできません。
仕事にも必要となります。
連絡などはスマートフォンがなくてはなりません。

家庭用の非常用電源はこれらの不安を払拭し安心を与えてくれる商品に今なっています。

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家庭用非常用電源の種類

非常用電源の種類について紹介しそれぞれのPR方法について考えます。

・手回し式の充電器
・乾電池
・モバイルバッテリー
・ポータブル電源
・発電機
・ソーラーパネル

手回し式の充電器

人力でコイルを回すことで電気を溜める装置です。
災害用で一時期認知を拡大したアイテムです。

手回し式の充電器のメリットは充電器が壊れなければ
どんな状況でも充電が出来るという点です。
手回し式の充電器の最大の強みであり他にはない魅力です。

紹介している他の非常用電源は備蓄型で使い切ってしまえば
電力を生み出すことはできません。

ソーラーパネルは発電できますが、
天気や時間に影響を受けるなどの制約があります。

手回し式の充電器は構造も他の電源と比べるとシンプルなので壊れにくいとも言えます。
手回し式の充電器は最悪の状況下では魅力的な商品になります。

救援や救助が2週間以上得られないなどの状況では頼りになります。
その点で最悪な状況下で価値を発揮するというのがPRのポイントになります。

デメリットは発電量が少なく、現在の家電を動かすには力不足であるため
充電してしよう出来るものが限られPRの方法によっては過大広告になるリスクが高い点です。

充電して動かせる商品が段々減ってきている点にも注意が必要になります。

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乾電池

非常用電源として一般家庭では最も普及しているものではないでしょうか。
若い世代は乾電池の価値が下がっていると思いますが、
相対的にはもっとも流通していると思います。

乾電池の現在の魅力は汎用性の高さです。
非常用の製品はまだ乾電池で動かすものが多いです。

防災グッズを避難先で手に入れたり
誰から借りたりする場合などを考えると最も汎用性が高く
使い勝手が良いのが特徴です。

他には消費型であるため使い切ったならば
捨てることが出来るのもメリットです。

災害時は移動を何度が繰り返すような場面も考えられます。
このような場合使い切りのタイプであれば自分の荷物を少なくすることができるため
移動時の負担や体力の消耗を抑えることも可能です。

2022年の現在でPRを考えるのならば汎用性の高さを売りにすべきです。

スマートフォンなどは高機能で便利ですがその反面消費電力が高く被災時のコスパは悪いです。
電池型のラジオなどは乾電池数本で何ヶ月と使えるため長期間の避難や復旧が長期化する場合には
乾電池の方が魅力的になります。

家族をこえた集団の中で協力をする場合には乾電池がもっとも汎用性が高く
お互いを救ってくれるものになるでしょう。
このようなポイントをPRしていくのが良いでしょう。

デメリットは現在、様々な防災グッズもバッテリー型に置き換わっているため
今後も同じ価値感を維持出来るかはわかりません。

バッテリー型の製品は乾電池の出力よりも高いものが多いため、
乾電池による充電が可能でもしよう出来るまで時間が掛かったり
実際に機能するまで回復しない可能性が高くなっているので
乾電池の魅力が発揮できない可能性もあることを考慮した
プロモーションを心がける必要があります。

モバイルバッテリー

携帯を充電するために生まれたモバイルバッテリーは
非常用電源の一つとしての価値があります。

スマートフォンを充電できる出力を持っているモバイルバッテリーは、
スマートフォンの充電の他にバッテリー型のライトやラジオの充電も行うことが可能です。

モバイルバッテリーの出力に合わせて設計されている
充電型の防災グッズもありスマートフォン以外を
救うことができる魅力的な電源です。

モバイルバッテリーの特徴は服やバッグなどにも入れられる小ささです。
急な避難や移動でも持ち出しやすく、準備の手間が少なくて良いのが特徴です。

災害時は素早く移動できることは大切な要素です。
重い荷物は自分自身の移動速度を低下させ、体力の消耗も増大させます。

手軽に持ち出せるモノというのは災害時の持ち出すものの要素としては重要な指標です。
PRでは、モバイルバッテリーの利便性を打ち出すようにしましょう。
使い方は簡単で幅広いものに使える点手軽さは他にはない魅力です。

災害時の避難のパターンにおいてどのようなケースならば
モバイルバッテリーが良いかというケーススタディがPRできると
非常用電源としての価値を築けるようになります。

デメリットは、現在様々な仕様があり、その仕様を理解するのが難しいため
充電できるものとできないものの
違いが受け手が判定しづらく勘違いを与えやすい点があります。

防災用のモバイルバッテリーではないものは、劣化や耐久性に難があるなど普及しているために
認識を改めたり違いを理解させるのが難しい点です。

長期間の避難に耐えられるものではないので期待を与え過ぎないことへの配慮も必要です。

防災グッズのPRのパターン

ポータブル電源

ポータブル電源はモバイルバッテリーを大型強化したバッテリーです。
主に中に大量の充電池を内蔵し高出力の電力も送り出すことができるため
家電なども動かすことができるためこれからより普及が拡大するだろう商品です。

メリットはポータブル電源が充電できる電気量と出力の強さです。
長期間の場合でも十分な充電を行うことができる容量の大きさは非常に魅力です。
PCやドライヤーなど乾電池では動かせなかったものが動かせるのも魅力です。
使用時に音も静かなので側に人がいても気にならないのもポイントです。

PRの方法としては、停電などの短期間の災害ならば家電を動かすことのできる力
一台で家族として必要な電気を確保出来る安心感をPRに使えます。

長期間の避難などでも電気を充電することができるなど家族や仲間といった複数の人を救う
製品としての見せ方ができます。
避難場所で家族以外にも救いの手を回すこともできる可能性を打ち出すのも良いでしょう。

デメリットは重量と大きさです。
避難時に持ち運ぶ場合、人を選びます。
成人男性くらすの人でないと被災時の持ち運びはリスクがあります。

重量は3kg以上からのものが多く大きさも小さな段ボール程度の大きさがあります。
そのため、防災リックに入れた場合他の物が入りません。

手で運ぶ場合は、慣れていない場合重さで手首や指の筋肉を使い果たす可能性も高く
走って逃げたり、掻き分けて逃げるような行動が取れなくなるなど制約も生まれます。

車などに積み込み避難など行動に制約が生まれる点は注意しなければなりません。
発電機ではないので無尽蔵に電源を供給することはできません。
使い方や分け与え方にも規模にあった使い方を計算しないと思い違いを起こしやすい製品でもあります。

まだまだ耐久性については高いものではないので、
岩やコンクリート片にぶつけ壊れると一気に使えなくなるといった可能性もあるので
期待を高めすぎないのがポイントです。

発電機

燃料を使用して電気を供給できます。
燃料が潤沢であれば長期間持続的にしよう出来るメリットがあります。
家族単位以上のグループで避難などしている場合には非常に有効です。
長期間しよう出来るため、施設のインフラを一時的に使用するにも使えます。

動かずに長期間一家で救助を待つなどの場合は止まった電気の代わりにもなるのが魅力です。
PRのポイントはインフラの代わりになることです。
ポータブル電源はインフラの代わりにはなりません。
あくまで応急的に補充する役割ですが、発電機は電線の代替になるのが最大の違いです。

根本的な避難の視点を変えることができるのも発電機の特徴です。
その場所を避難拠点に変えることができるのも発電機の魅力です。
もしくは何らの設備を稼働させ続ける必要があるなど経営者や生産者などの視点に立った災害時の対策として
紹介していくのが刺さるでしょう。

デメリットは本体と燃料を必要とすることです。
発電機だけでは電気を生み出せず、運搬時も燃料をそのまま入れておけないなどの手間やリスクがあります。
発電時を使用する時には音がうるさいものが多く、周囲に対する配慮も必要です。

人力で運搬するのは難しく車などに載せる必要があるなど移動の制約が強く、
状況によっては置いていくなど考える必要性があり、
発電機を置いていった場合の対処を考えて置く必要があるなどリスクがあります。

強力なメリットを持っている分、デメリットもそれなりにあるため
過大表現にならないように注意が必要です。

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ソーラーパネル

燃料を必要とせず電力を生むことができるソーラーパネルは災害時には
幅広い状況やシチュエーションに対応できる力をもっています。

太陽の光を電気に変えることができるため
どのようなシチュエーションでも電気を供給することが可能です。
非常用電源としてもっとも優れているパターンと言えます。

太陽の光で発電するため燃料や残量も気にする必要ないのも魅力です。
手回し式の充電器よりも発電力が高く負担が少ないのも特徴です。

PRにおいては、様々なシチュエーションに対応している点をPRするのが良いでしょう。
最悪な状況から比較的短期間の停電などでも力を発揮し、太陽の光で発電できるので
分け与えについてもPRできます。

デメリットはソーラーパネルそのものに電気を備蓄出来ない点です。
その場で使用しない場合にはポータブル電源などセットで使う必要があります。
天気や日中などの時間と場所の制約があるため
パフォーマンスが一定にはならないので注意が必要です。

ソーラーパネルは性能が上がっていますが、それでも初期のパネルの性能の悪さが
記憶に残っている人も多いため、それらの意識を払拭する必要もあります。

パネルが大きくなりやすく運搬が簡単ではないため、
家族単位での協力も必要になるでしょう。

早急に避難をする必要がある場合には優先順位が下がりやすい点も
考慮して過大表現にならないように注意する必要があります。

ポータブル電源は防災用に役に立つのか

まとめ

ここまで家庭用非常用電源の種類とPRの方法を紹介してました。
それぞれのポイントは現在の日本の社会認識のイメージを利用しています。

状況や新しい製品の登場によって変わる可能性があるので
社会の状況を見定めたPRをしていくのが非常用電源のPRで大切なことになるでしょう。

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